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特集

毎日新聞「愛読者セット」ならデジタル紙面は無料! パソコン、タブレット、スマホで読める 毎朝「イトリ」に会える

「毎日身の回りのおもしろい行動や発言をメモしてネタを考えています」と話す伊藤ハムスターさん=米田堅持撮影

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青い鳥が主人公・伊鳥イチロー。1、2コマ目の緑の鳥が課長。2~4コマ目の黄色い鳥が同期の鈴木スグル=8月16日掲載

 「イトリーマン」の世界へようこそ! 毎日新聞のニュースサイトで連載中のオリジナル4コマ漫画「跳べ!イトリ」(伊藤ハムスター作)は、毎週月~金曜日に1日1話、不思議なフォルムの鳥人間が会社に通って、上司に怒られたり同僚になだめられたり、家族とけんかしたり仲直りしたり……。仕草やセリフにほっこりすれば、あしたはちょっぴりいい日になるかも。伊藤さんに漫画作りの舞台裏を聞きました。

オリジナル4コマ漫画「跳べ!イトリ」 憎めない鳥人間たち 月~金掲載

 主人公、伊鳥イチローは、烏丸商事に昨春入社したサラリー鳥2年生。1人暮らしを始めたけれど、寂しくてシャンプー容器に似顔絵を描いてしまう24歳オスです。

 自炊は苦手で、青臭いアニメが好きで、マイペースで、ガラケーひと筋で、コンビニ食品を語らせたら止まらない。個性的すぎて会社勤めには向かないらしく、コピー機を何度も壊したり、仕事中に妄想を膨らませて上司にしかられたり。遅刻や欠勤も常習なのですが、なぜか職場では居場所があって、仕事をそつなくこなす同期の鈴木スグルに助けられ、淡い思いを寄せるマドンナもいます。

 昨年4月にスタートして、連載は360回を超えました。伊鳥も同僚も家族たちも、なぜか翼で器用にスマートフォンや箸を操り、寒くなったら羽毛をふくらませて温まる、まさに鳥たちです。一方で、細かいことに執着したりSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に一喜一憂したりする姿は人間のようです。

 想定外の人気キャラクターに育ったのが、職場の「マッチョ先輩」です。筋肉を信じ、日々努力を怠らない暑苦しい役回りで、「有無を言わさず『飲みに行くぞ!』と後輩を連れ出すような“昭和の上司”です。しばらく登場しないと、公式ツイッターに『さびしい』という声が寄せられるんです」と、担当編集者は反響に驚いています。

 「跳べ!イトリ」トップページはこちら(https://mainichi.jp/ch160401782i/)。ニュースサイトからは「カルチャー」→「漫画」→「跳べ!イトリ」。

「授業中の落書きから」 伊藤ハムスターさん

 --「跳べ!イトリ」はどのようにして生まれたんですか?

 ◆大学の美術史の授業中、急にスルスルッと出てきてノートに落書きしていました。手が寂しかったので(笑い)。鳥か人間か分からないけれど、ネガティブなことをしゃべっていることが多かった。若干ブラックな1コマ漫画で、イラストレーターになってからもちょこちょこ描き足していた。

 そんな落書きを気に入っていただいたので、色も付けて。4コマ漫画の提案を受けたときは驚きました。「えっ、1コマ漫画から3コマも増えるぞ」って(笑い)。

 --主人公の伊鳥イチローや同僚たちはどんなキャラですか。

 ◆伊鳥は私に近い、一番描きやすいキャラクターです。大学卒業後1年半、デザイン会社で会社勤めをしたんですが、あのときの「楽しさ2割、しんどさ8割」だった状態が、伊鳥に出ている。

 伊鳥はつまらないことでウジウジしながら、他人にはよく思われたいと思っているけど、うまく立ち回れていない。一方、同期の鈴木スグルは正反対で、欲がないし何でも他人に譲る。まるで生きることに執着しないみたいで、実は独りだと危なっかしいんじゃないか。伊鳥が助けられているようでいて、鈴木自身がほだされている。伊鳥が憧れるマドンナと、悩み深い友人、小林こずえも同じです。

 --ネタ探しは。

 ◆1週間に5回なので、毎日身の回りを観察しながら考えています。友人や家族や店員さんなどが、おもしろい行動やしゃべり方をしていたら、携帯でメモを取ります。自分の失敗談や考えすぎて恥をかいたりひどい目にあったりしたこともネタになります。

 --伊鳥はガラケー(従来型の携帯電話)ですね。

 ◆伊鳥には私の一部が出てしまっているかも……。ガラケーも、卵かけご飯が好きなところも、機械が苦手なところも。コピー機を壊したりはしませんでしたが。

 --ツイッターふうの「トリッター」、ポケモンGOふうの「ポケトリGO」が登場します。

 ◆伊鳥の世界も人間と同じようなSNSストレスがあるんだ、と感情移入してもらえるといいなと。

 --反響が多い回は。

 ◆マドンナと小林こずえの女子トークの回がツイッターで反応がいいんです。女性はささいなことに「あるある」と共感してくれるのかな。男性にとっては女性同士の機微が「こういうことなのか」と勉強になるみたいです。

 --紙媒体でなくデジタル連載ですが、どうお感じですか。

 ◆SNSでURLを張るだけですぐ読んでもらえるのが、すごく便利です。公式フェイスブック「跳べ!イトリ」やツイッター「跳べ!イトリ(公式)」(@itori_ichiro)にダイレクトに反響をもらえるのも励みになります。


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藻谷浩介さんの「世界『来た・見た・考えた』」 経済プレミア好評連載中

 ニュースサイトだけで読める経済プレミアでは、「デフレの正体」の著者として知られる地域エコノミスト・藻谷浩介さんが世界各国をめぐる紀行文「藻谷浩介の世界『来た・見た・考えた』」を連載中です。

 4月の連載開始からこれまでに、ロシアの飛び地・カリーニングラードに始まり、続いてスリランカ、南米ボリビア、欧州のルクセンブルク、コーカサス(カフカス)地方のアゼルバイジャン、ジョージア、アルメニア3国、さらにはかつて北回り航空路の中継地として栄えた米国アンカレジを歩いてきました。

 お気づきの通り、どこも日本人が多く訪れる定番の観光地ではありません。そのような“ニッチ”な場所を藻谷さん独自の視点で見て歩き、歴史を解き明かし、そしてその地の行く末も考えます。

 藻谷さんは国内全市町村を訪れ、海外も足を踏み入れた国はすでに90カ国にのぼります。そんな豊かな経験を基にした深い分析が魅力です。ぜひお楽しみください。詳しくはこちら(https://mainichi.jp/premier/business/)


 ■人物略歴

いとう・はむすたー

 イラストレーター。多摩美術大学油絵科卒。思わずニヤリ、ときにクスリ、と顔がほころぶイラストが人気。著書に「うますぎ! 東京カレー」(KADOKAWAメディアファクトリー)。挿絵に「昭和ことば辞典」(ポプラ社)や「おばさん事典」「おばさん百科」(いずれも毎日新聞出版)など。

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