OTC欠損症

新生児検査で発見可能に 島根大病院が開発

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新生児マススクリーニングの検査機器を説明する小林助教=島根県出雲市の島根大学医学部付属病院で、2017年9月1日、山田英之撮影
新生児マススクリーニングの検査機器を説明する小林助教=島根県出雲市の島根大学医学部付属病院で、2017年9月1日、山田英之撮影

世界初

 島根県出雲市の島根大学医学部付属病院は1日、生後間もない赤ちゃんに先天性の病気がないかを調べる血液検査「新生児マススクリーニング」で、先天性疾患の「オルニチントランスカルバミラーゼ(OTC)欠損症」の検査方法を見つけ、新たに検査対象にしたと発表した。新生児マススクリーニングでOTC欠損症の検査は世界初という。【山田英之】

 島大病院によると、OTC欠損症は酵素がうまく働かず、肝臓で有害なアンモニアの解毒が阻害される生まれつきの代謝異常。意識障害などを引き起こし、発達の遅れや突然死の原因になる。「8万人に1人の病気」といわれている。

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