LGBT

「性的少数者配慮を」差別体験基に講演 北九州

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 性的少数者(LGBTなど)への理解を深めてもらおうと、性同一性障害の宮崎猛志さん(57)=北九州市若松区=が、昨秋から講演会を続けている。高齢者介護施設で長年勤務しており、自身が差別を受けた体験を重ね合わせ「性的少数者や高齢者にも人権感覚を大切に接してほしい」と訴えている。

 8月11日に同市小倉北区の介護施設が主催した講演会。宮崎さんは金髪にスカート姿でマイクを握った。高齢者が介護職員や親族に虐待を受ける事例に触れ、自身の性同一性障害についても説明。「高齢者の介護と人権擁護は不可分。性的少数者への対応も人権への配慮が不足している。介護の現場と共通点がある」と訴えた。ミニコンサートでギターを演奏し場を和ませ「性的少数者も同じ人間」と語りかけた。

 介護施設に勤務して25年余り。8年前に地域の催しで女性歌手の歌を披露したのをきっかけに、施設などで女装して歌うようになった。昨春、不意に「自分は本当は女性では」と感じ、友人に尋ねると「トランスジェンダー(性同一性障害など心と体の性別が異なる状態)」と指摘された。病院でも性同一性障害と診断され女性として生きようと決めた。

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