訃報

強制連行などの記録作家 林えいだいさん83歳

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特攻隊についての思いを紙に記す林えいだいさん=福岡県内の病院で2017年8月30日、山衛守剛撮影
特攻隊についての思いを紙に記す林えいだいさん=福岡県内の病院で2017年8月30日、山衛守剛撮影

 地元の福岡県筑豊地方を拠点に朝鮮人強制連行や公害問題などを徹底した聞き取り調査で著した記録作家、林えいだい(はやし・えいだい、本名・林栄代=はやし・しげのり)さんが1日、肺がんのため福岡県内の病院で死去した。83歳。葬儀は近親者のみで営む。自宅は同県田川市桜町16の13。後日、お別れの会を開く予定。

 福岡県採銅所村(現・香春町)出身。第二次大戦中、反戦主義で特高警察に拷問された父の影響を受け、早稲田大在学中に荒畑寒村の足尾鉱毒事件のルポ「谷中村(やなかむら)滅亡史」を読んで社会主義運動に傾注した。大学を中退して故郷の炭鉱や町役場に勤め、北九州市教育委員会に在職中の1970年に公害問題を告発する路上写真展を開いて辞職し、ルポライターに転じた。

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