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井波律子・評 『名探偵ホームズ全集 全3巻』=コナン・ドイル原作

 (作品社・各7344円)

快活な「山中版」註釈も秀逸

 昭和三十年代から五十年代にかけて、小学校の図書館では、「少年探偵団」シリーズ、「怪盗ルパン」シリーズ、「名探偵ホームズ」シリーズが取り揃(そろ)えられ、小学生が競って借りだし読みふけった。これらのシリーズに精通した彼らは、「ルパン」派と「ホームズ」派に分かれて、侃々諤々(かんかんがくがく)、どちらが優れているか、弁舌をふるったという。私はこの世代の上限に属するのだが、貸本屋通いが忙しく、学校図書館にほとんど行かなかったせいか、残念ながら、こんな楽しい経験はなかった。子供時代の体験は尾を引くのか、やがてミステリーが好きになり、今に至るまで多種多様の作品を読みつづけているにもかかわらず、ルパン物もホームズ物も、「敬して遠ざく」という感じで、ほとんど読んだことがない。

 しかし、とりわけシャーロック・ホームズは探偵の元祖であり、一度まとめて読んでみたいと思っていた。そ…

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