8月30日にイタリアで開幕した第74回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に、日本から選ばれた作品が「三度目の殺人」。是枝裕和監督にとっては、デビュー作の「幻の光」で1995年に選出されて以来のベネチア。「ゆったりとした時間が流れている。とても楽しみ」と同映画祭の魅力を語る。
「三度目の殺人」は弁護士の重盛(福山雅治)が、殺人罪で起訴された三隅(役所広司)の弁護を担当するうち、裁判で真実を追求することの難しさに直面していく物語。家族を描いてきた是枝にとって異色の題材だが、「『そして父になる』(2013年)を監督した時に話を伺った弁護士さんが『法廷は真実を明らかにする場所ではなく、利害の調整をする場所なんですよ』と言ったのを『面白いな』と思ったのが始まり」と明かす。
法廷や接見室のシーンが数多く描かれるのだが、とてもリアルに造形されている。「裁判を傍聴したり、弁護…
この記事は有料記事です。
残り909文字(全文1298文字)
毎時01分更新
季節外れの「桜を見る会」に揺れた臨時国会が9日、閉会した。…
元厚生労働事務次官の村木厚子さん(63)が、「住まいの貧困…
なるほドリ 今年の男女ゴルフの国内ツアーが終わったね。「シ…