さびの目立つ鉄扉をくぐり、湿気を帯びた空気のよどみにたじろぎながら奥へと進む。すると鉄格子の向こう側、薄闇の中の瞳が一斉にこちらを向いた。フィリピン・マニラの青少年鑑別所。70人近い青少年たちが、小さな部屋に押し込められていた。この日、彼らの元に2人の日本の中学生が訪れた。千葉県に住む柳田(やなぎだ)峰雄(ねお)さん(13)と、長崎県の山辺(やまべ)鈴(りん)さん(15)は、NPO法人「国境なき子どもたち」のプロジェクトで、この国の子どもたちを取材していた。実は私も高校生のとき、この「友情のレポー…
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