連載

加藤浩子の「街歩き、オペラ歩き」

バッハとイタリア・オペラをテーマに、執筆、講演、音楽ツアーの企画など多彩に活動する加藤浩子さんのコラム。クラシックナビ連載。

連載一覧

加藤浩子の「街歩き、オペラ歩き」

自然と文化遺産に囲まれた世界最高峰の音楽祭~ザルツブルク音楽祭

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
ザルツブルクの祝祭大劇場前の風景
ザルツブルクの祝祭大劇場前の風景

 オーストリアの西南部、ドイツとの国境にあるザルツブルクは、自然ゆたかな観光都市だ。アルプスに囲まれ、緑にあふれ、豊かな水源があり、街中を貫いてザルツァッハ川が流れる。音楽ファンにとっては、モーツァルトの生地として憧れの街。生家や住んだ家も残り、モーツァルト・ファンならずとも、一度は訪れたい「聖地」である。

 ひょっとしたらモーツァルト以上に、ザルツブルクと切っても切れない「音楽」といえば、「サウンド・オブ・ミュージック」かもしれない。ブロードウェーの人気ミュージカルが、作品の舞台であるザルツブルクで撮影されて映画になり、世界中で知られるようになった。第二次大戦下のザルツブルクで、修道院から軍人トラップ大佐の子供たちの家庭教師に迎えられ、家族を幸せにして大佐と結婚したマリアがヒロイン。最後は一家はナチ…

この記事は有料記事です。

残り5609文字(全文5964文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集