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象徴として

第1部 沖縄への思い/5止 記憶風化に危機感

小桜の塔で供花される天皇、皇后両陛下。献花台に糸数さんの手編みのレースが敷かれた=2014年6月27日、和田大典撮影

 「どのようにして助けられたのですか」「たいへんな日々を過ごされましたね」。2014年6月27日、天皇、皇后両陛下は、米軍の魚雷攻撃で沈没した学童疎開船「対馬丸」の惨劇を伝える対馬丸記念館(那覇市)を訪問され、生存者や遺族15人と懇談した。一人一人の話に耳を傾ける両陛下の姿に心を打たれ、対馬丸記念会理事長の高良(たから)政勝さん(77)は思った。「これからも歴史を伝えていこう」

 記念館は、対馬丸事件の遺族や生存者らが04年8月に設立した。準備の時期、高良さんは戦没者慰霊に熱心…

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