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たしなみの文化考

文化人、識者らの趣味・嗜好(しこう)を紹介しながら本業との相関や豊かな生き方を探ります。

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/5 作家・吉村萬壱さんの絵を描く 空想の翼を広げる悦楽

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仕事場の一室で、カンバスに向かう作家の吉村萬壱さん=大阪府貝塚市で、菅知美撮影
仕事場の一室で、カンバスに向かう作家の吉村萬壱さん=大阪府貝塚市で、菅知美撮影

 <くらしナビ・カルチャー>

昭和の平屋で時を忘れて いつも没頭ストレス皆無

 退廃的な作風で知られる作家、吉村萬壱(まんいち)さん(56)の仕事場が大阪府貝塚市の古い街並みの一角にある。

 自宅から歩いて約10分の、築70年ほどの庭付き借家。木造平屋建てで土間や建具の数々は昭和の雰囲気を色濃く残す。部屋は台所の他、8畳が2部屋、6畳が3部屋、4畳半が1部屋。庭には立派な庭石、イチジクやビワなど実のなる木もあった。

 「一人執筆に集中するため借りたのですが、広くて開放的なうえ縁側で庭をながめていると気が緩んでしまう。最近は喫茶店で書くこともあり、ありがたいやら何やら」。思うに任せないことってあるもの、だ。

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