乳がん

温泉用人工乳房開発「心の傷も癒えた」 新潟

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温専用人工乳房(左)と一般的な人工乳房=新潟市中央区で、南茂芽育撮影
温専用人工乳房(左)と一般的な人工乳房=新潟市中央区で、南茂芽育撮影

 12人に1人の女性が罹患(りかん)すると言われる乳がん。手術後の傷口が気になり「温泉に行けない」などと悩む患者が多いなか、人工乳房を手がける新潟市東区の「レリエンスメディケア」が「温泉用人工乳房」を開発、販売を始めた。入浴時にも目立たないよう工夫された装着型人工乳房で、小林勝広社長は「大きな病気を経験した患者が少しでも以前のような生活を楽しむ手助けになれば」と思いを込める。【南茂芽育】

 「誘いを受けてもずっと断っていた温泉旅行に行ってみたい」。きっかけは乳がんを患った経験があるなじみ客の60代女性の一言だった。この女性は術後すぐの時には友人からの誘いにも「傷口を見られた時、相手に気を使わせるのでは」とためらい、参加を断ってきた。手術から10年がたち再発率も下がるなか、気持ちが安定したことで以前のような生活への思いが高まったという。

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