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ロヒンギャ難民急増 戦闘激化8.7万人越境

村を追われて避難するロヒンギャ難民とみられる女性ら。ミャンマー西部ラカイン州で8月26日に撮影したという=ロヒンギャ住民提供

 【ニューデリー金子淳、バンコク西脇真一】ミャンマー西部ラカイン州で少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」の武装集団と治安部隊の衝突が激化する中、隣国バングラデシュに逃れるロヒンギャ難民が急増している。ロイター通信などによると、戦闘が激化した8月25日以降、約8万7000人が越境した。バングラには以前からミャンマーを逃れた約35万人のロヒンギャ難民が暮らしているが、難民人口の爆発的な増加で、人道危機が深まっている。

     「多くの女性や子供が近くの山に避難している。雨が続いておりひどい状況だ」。ラカイン州ブティドウンに住むロヒンギャ、アブドゥル・ファイヤズさん(30)はミャンマー領内の現状について電話取材にこう語った。

     ファイヤズさんによると、武装勢力「アラカン・ロヒンギャ救世軍」(ARSA)を名乗る若者たちが8月下旬、村にやってきて「ロヒンギャの解放のために戦おう」と呼びかけた。「国外から来た」と話しており、銃やナイフで武装していたという。間もなく国軍が村に来て砲撃を開始した。「若者たちは逃げていった。生きているかは分からない」という。

     ミャンマー国軍とARSAとの戦闘は今も続いている。国軍がフェイスブックを通じて明らかにした情報によると、これまでにARSA側の370人を殺害した一方、政府側も15人が死亡。民間人も14人が犠牲になった。

     バングラに逃れるロヒンギャが急増する中、事故も相次いでいる。米CNNによると、国境の川で8月31日、溺死したとみられる子供ら20人の遺体が見つかったほか、約2万人が国境付近の無人島で孤立した。

     世界各地のミャンマー大使館への抗議活動も続く。ロイター通信によると、世界で最もイスラム教徒の人口が多いインドネシアでは、ジャカルタのミャンマー大使館に3日朝、火炎瓶が投げ込まれた。被害はなかったが、事態を重く見たジョコ大統領は同日、戦闘停止を求めるためルトノ外相を急きょミャンマーに派遣した。

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