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北朝鮮核実験

中朝国境、広がる不信…吉林省図們市朝鮮族

 【図們(中国吉林省)林哲平】北朝鮮が強行した6度目の核実験を受け、記者は4日、中朝国境を流れる図們江(北朝鮮名・豆満江<トゥマンガン>)をはさんで北朝鮮を間近に望む吉林省延辺朝鮮族自治州図們市に入った。国境地域に暮らす住民の間には北朝鮮に対する強い不信感が広がっていた。

 抜けるような青空の下、北朝鮮の山々が数百メートル先に横たわる。図們江の川幅は狭いところで約50メートル、土手の花まで見えるほどの近さだ。鉄道の駅舎には故金日成(キム・イルソン)主席らの肖像とともに「幸せな祖国万歳」のハングルが躍るが、約2時間の間、列車はおろか道路を走る車もほとんどない。土産物屋の女性は「いつも通りの北朝鮮ですね」と話した。時折、重機の動く大きな音が響く。中朝両国は2015年に図們江にかかる橋の老朽化を受け、新しい橋の建設で合意。中国主導の工事は核実験後も進んでいるようだ。

 北朝鮮によるかつてない規模の核実験は自治州の住民の不信を呼んでいる。とりわけ自治州に多く暮らす少数民族、朝鮮族の戸惑いは大きい。「またやるとは思っていたが、ここまで大きなものだとは。なんてことをしてくれたんだ」。中心都市・延吉で商店を経営する50代の朝鮮族男性は韓国から輸入した食品などを北朝鮮に輸出してきた。国際社会からの制裁強化による影響を懸念する。「見逃されてきた小さな穴もふさがれてしまう」

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