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連載小説 ストロベリーライフ

/52 望月農園、発信。 作・荻原浩 画、佃二葉

=画、佃二葉

 苺(いちご)か、それとも富士山か、で恵介(けいすけ)は悩んでいる。

 ホームページの表紙のメインビジュアルのことだ。十何年もグラフィックデザイナーをやっているが、ひとつのデザインにこんなに悩んだのは初めてかもしれない。

 目の前のパソコン画面に浮かび上がらせているのは、すでに制作した望月農園のロゴマーク〈横書きバージョン〉だ。

 『望月農園』の四文字は、印鑑などに使われる象形文字風の篆(てん)書体を現代的にアレンジした恵介のオリジナル書体。『望月』と『農園』の間には、満月を表す黄色い真円が描いてある。

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残り2913文字(全文3164文字)

荻原浩

さいたま市出身。成城大卒。1997年「オロロ畑でつかまえて」で小説すばる新人賞を受賞してデビュー。「海の見える理髪店」で第155回直木賞受賞。東京都在住。

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