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レスリング

世界選手権 三重の情熱、猛者育成 メダル5個 子供の頃から競い合い

亡き吉田栄勝さんの教え「闘志なき者は去れ」と書いた横断幕が掲げられる道場で練習に励む選手たち=津市一志町波瀬の旧波瀬小学校で8月、森田采花撮影

 レスリング王国・三重の面目躍如だ--。パリで8月21~26日に開かれたレスリングの世界選手権に三重県出身者が5人出場し、金メダル3個を含め全員が表彰台に上がった。五輪を3連覇した津市出身の吉田沙保里選手(34)=至学館大職=が休養する中、人材の宝庫ぶりを示した。活躍の背景には、吉田選手の父栄勝(えいかつ)さん(2014年に61歳で死去)の教えと、受け継いだ指導者たちの情熱がある。【森田采花、佐野裕、松本晃】

 8月末、津市南西部の山あいにある旧小学校校舎の一室で、栄勝さんが設立した一志(いちし)ジュニアレスリング教室の練習が午後9時半まで続いた。「本気でやらんやつは世界で金なんか取れへん」。栄勝さんの次男で教室を引き継いだ栄利(ひでとし)さん(37)が声を張り上げる。3歳から中学3年までの男女12人が「世界」を意識しながら、伝統のタックルに磨きをかけていた。

 全日本選手権の優勝経験を持つ栄勝さんは1989年に私財を投じ三重県一志町(現・津市)の自宅に道場を構えた。副業禁止の県庁職員で謝礼は受け取れない。特に女子は04年アテネ五輪で競技に採用される前で、国や企業の支援も薄い状況が続いた。栄勝さんは生活費を削り、最多で年17回もの遠征費を捻出。熱血指導で、タックルに入る手足の位置はミリ単位で教えた。

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