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引きこもり自助グループ

対話の力 当事者同士、語って回復 和歌山でNPO設立へ

引きこもり自助グループの若者らを集めた研修=和歌山県美浜町で、宮西照夫・和歌山大名誉教授提供

 和歌山県美浜町を拠点に活動している引きこもりの若者らによる自助グループが、10月にもNPO法人を設立する。グループは2015年から定期的に当事者同士が語り合う集団療法に取り組んできた。当事者主体の法人化は珍しく、行政や専門家の支援で常設の相談窓口を置くなど活動の幅を広げる予定だ。【稲生陽】

 新設するNPO法人の名称は「ヴィダ・リブレ」(スペイン語で『自由な生き方』)。グループは同県岩出市の病院で引きこもり外来を受け持つ精神科医、宮西照夫・和歌山大名誉教授(68)が診察した元患者ら約15人で、平均6年ほどの引きこもり経験がある。

 メンバーらは15年10月に美浜町にある宮西さんの生家を改装し、研修施設「プチ家出の家」と相談施設「ヴィダ・リブレ」をオープン。当事者の集まりを月2回開き、宮西さんが開発した集団療法による引きこもり回復支援プログラムを実践してきた。プログラムでは、当事者同士の自己紹介や、父子などを演じるロールプレーイングを通じてコミュニケーション技術を身に着けている。

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