日産自動車は6日、電気自動車(EV)「リーフ」を全面改良し発表した。国内は10月2日、海外は米国とカナダ、欧州で来年1月にそれぞれ発売する。欧州など各国の環境規制の強化で追い風が吹く中、日産は新型リーフの投入でEV開発競争をリードする考えだが、本格的な普及には課題もある。【和田憲二】
新型リーフは電池容量を増大。最大の課題だった1回の充電で走れる距離(航続距離)は、従来モデルの1・4倍の400キロに伸びた。千葉市内で開いた発表記者会見で日産の西川広人社長は「実用面の不安を払拭(ふっしょく)できる十分な航続距離を確保した」と胸を張った。
リーフは2010年12月、ハイブリッド車(HV)やクリーンディーゼル車が次世代環境車の覇権を争う中、後れを取った日産が生き残りをかけて投入。当時は充電インフラも未整備で「日産はどうかしていると言われた」(幹部)が、日米欧などで少しずつ販売台数を伸ばし、現時点では累計28万台と世界で最も売れているEVだ。
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