インタビュー

加藤紘一氏 評価されなかった「正直さ」

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インタビューに答える山崎拓・元自民党副総裁=東京都千代田区で、太田康男撮影
インタビューに答える山崎拓・元自民党副総裁=東京都千代田区で、太田康男撮影

山崎拓・元自民党副総裁 盟友を語る

 山形県鶴岡市出身の元自民党幹事長、加藤紘一氏が77歳で亡くなり、9日で1年を迎える。「YKK」の一人であり、盟友関係にあった元自民党副総裁、山崎拓氏が毎日新聞のインタビューに応じた。【聞き手・深尾昭寛】

 --政治家・加藤紘一を改めて、どのように評価しますか。

 宏池会(注1)の嫡流として、党の左右のバランスを取るかけがえのない存在でした。リベラルでありつつ、他派との交流を心がけた理知的な人。YKK(注2)で酒を飲む時は政局を分析するのが得意でしたね。夏目漱石の「草枕」に「知に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ」という言葉がある。加藤さんは「知」、私は「情」、小泉さんは「意地」。ただし、加藤さんはむしろ「知」を隠すようなところがあった。議論で相手を追い詰めたりはせず、浪花節な情に流される部分もあった。そこが強さでもあり、弱さでもあった。

 --「首相の座に一番近い男」と言われました。不発に終わった「加藤の乱」(注3)の意義とは。

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