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加計学園

幹部3人「18年4月開学、予定通り準備」強調

今治市議会の特別委に出席、説明

 学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が愛媛県今治市に岡山理科大獣医学部を新設する計画について、学園幹部3人が6日、今治市議会の国家戦略特区特別委員会に参考人として出席し、経緯や状況を説明した。文部科学省の大学設置・学校法人審議会(設置審)が認可判断を保留しているが、学園側は「指摘事項を整理し、9月末までに補正申請書を提出する」と述べ、2018年4月の開学に向けて予定通り準備を進めていることを強調した。

     出席したのは、獣医学部長に就任予定の吉川泰弘・新学部設置準備室長や柳沢康信学長ら。獣医学部新設について、特区を所管する内閣府が文科省に対し「総理のご意向」などとして18年4月開学を促したと記された文書の存在が発覚して以降、学園関係者が公の場で説明するのは初めて。

     委員会の冒頭、柳沢学長が学園の加計孝太郎理事長の「親書」を代読。用地の無償譲渡や補助金支出を決めた市議会への感謝や、混乱していることの市民らへの謝罪などが主な内容で、予定通りの開学に向け、改めて市の協力を求めた。

     吉川室長は、設置審の保留判断について、修正が必須の「是正」意見が1件だったことを明らかにしたが、内容は「審査中のため答えられない」と明らかにしなかった。一方で「提案した教育カリキュラムを実行できる教員を確保できた」と述べ、10月下旬の認可に自信を示した。

     柳沢学長は、施設の建設作業は予定通り進んでいると説明しつつ、認可判断の延期で入試広報が全面的にできないことなどから、「初年度の学生募集に影響がないとは言えない」と心境を吐露した。

     今治市は用地を学園に無償譲渡し、校舎建設費約192億円のうち最大96億円を県の支援を受けて補助することを決めている。地元市民団体などが建設費が高すぎると主張していることなどを受け、菅良二市長は委員会で「公平・公正さをご理解いただかねばならない」として、補助金支出の妥当性や、金額が適正かどうかを審査する第三者機関を県と共同で設置する意向を明らかにした。

     文科省は長年、獣医学部の新設を認めていなかった。加計学園の獣医学部は、今治市が第2次安倍政権で新たに制度化された国家戦略特区を活用する形で提案し、政府が16年1月に特区に指定した。しかし、安倍晋三首相と加計理事長が古くからの友人だったことや、「総理のご意向」文書の存在が発覚するなどしたため、国会でも問題化していた。【宮本翔平、松倉展人】

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