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汚染源の特定は難航 聞き取り調査1週間

 食中毒の患者から検出された病原性大腸菌O157の遺伝子型が広域で一致し、厚生労働省が全国の自治体に患者への聞き取り調査を要請してから8日で1週間がたった。関東を中心に11都県で100人を超える遺伝子型の一致した患者が確認されたが、発症から時間が経過しているケースも多く、汚染源の特定は難航している。

 厚労省によると、O157の遺伝子型が一致した場合は同一の汚染源があると想定される。昨年発生した冷凍メンチカツによる集団食中毒でも、遺伝子型が一致したことで汚染源が特定できた。ただ、今回のように同じ遺伝子型が広域に多くの患者から見つかるのは極めて珍しいという。

 国立感染症研究所の調査で、今回の同一遺伝子型の菌による感染は遅くとも8月上旬に発生していたことが判明した。群馬、埼玉両県でポテトサラダを食べた複数の客が感染したケースでは、ポテトサラダの流通規模が限られていることから、厚労省は、別の汚染源から入ってきた食材が混入したか、人を介して感染が持ち込まれた可能性もあるとみている。

 香川県で同一の遺伝子型が見つかった患者は、8月上旬に医療機関から保健所に届け出があり、菌の潜伏期間中も県外に出たことがなかった。

 時間の経過とともに汚染源の追跡は難しくなっている。厚労省の担当者は「感染してもほとんど症状の出ない人もいる。身近な軽症者から感染するケースもあり、感染源の特定は難しい」と指摘。「今年はO157が例年より流行しており、手洗い、加熱を徹底してほしい」と呼びかけている。【桐野耕一】

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