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今週の本棚

池澤夏樹・評 『パリに終わりはこない』=エンリーケ・ビラ=マタス著

 (河出書房新社・2592円)

作家になる手がかりを探す日々

 現代スペインの作家として広く知られた著者が(邦訳はこれが三作目)、若い日にパリで過ごした文学修行の日々の記録、という体裁を頭から突き崩しながら書き進んだ、反転された回想。

 そうでも呼ぶしかないのだ。

 まずこれはバルセローナで行われる三日連続の講演のためのメモであると彼は言う。あるいはそういう形の小説であると。

 彼がパリに行ったのは一九七〇年代の半ば。そこから始まってたくさんの固有名詞がぞろぞろ登場する。なに…

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