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九州北部豪雨

2017年7月、九州北部を中心に活発な前線の影響で記録的な大雨に見舞われ、大規模な河川の氾濫、住宅や施設の孤立が相次いだ。

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思い出の体育館で卒業式を 地元有志が土砂撤去 福岡・朝倉の松末小

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松末小の体育館で、重機を使って土砂を搬出する朝倉青年会議所のメンバー=福岡県朝倉市杷木星丸の松末小学校で
松末小の体育館で、重機を使って土砂を搬出する朝倉青年会議所のメンバー=福岡県朝倉市杷木星丸の松末小学校で

 7月の九州北部豪雨で被災した福岡県朝倉市立松末(ますえ)小学校(塚本成光校長、児童数27人)で、体育館に流れ込んだ大量の土砂を撤去する作業が始まった。同小は元々統合により今年度限りの閉校が決まっており、被災後は市内の久喜宮(くぐみや)小グラウンドに建てた仮設校舎で授業をしている。せめて来春の卒業式と閉校式だけでも思い出の詰まった校舎で開けるようにと、朝倉青年会議所のメンバーらがボランティアで立ち上がった。

 本格的な作業が始まった8日、体育館では会議所のメンバーが近くの川から流れ込んだ土砂を重機を使って運び出していた。会議所青少年育成室の組坂孝治(くみさかこうじ)室長(40)は「復興に向けて行政ではどうしても手が回らない部分もある。子供たちは地域の宝。大人の責任として最後に楽しい思い出を作ってあげたい」と語る。土砂の搬出後は市内のPTAなどの協力を得て体育館や校舎の清掃もする予定だ。

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