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「ひろしま」デジタル化 被爆の惨状、苦悩を描写、鮮明に 米国で配信へ 中区・15日まで上映 /広島

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映画「ひろしま」の脚本を手にする小林開さん=広島市中区の八丁座で、竹下理子撮影
映画「ひろしま」の脚本を手にする小林開さん=広島市中区の八丁座で、竹下理子撮影

 被爆直後の惨状と被爆者らの苦悩を克明に描いた映画「ひろしま」(1953年、関川秀雄監督)のネガがデジタル化され、鮮明な映像でよみがえった。デジタルリマスター版が全国に先駆けて中区の八丁座で15日まで限定上映され、多くの人が詰めかけている。ひろしまの監督補佐を務めた小林大平さんの孫で、デジタル化に取り組んだ開さん(44)は「北朝鮮の核兵器開発に関心が高まる今、特に若い人に見てほしい」と語った。【竹下理子】

 映画は長田新編の文集「原爆の子-広島の少年少女のうったえ」が原作で、5月に亡くなった広島市出身の女優、月丘夢路さんも出演した。被爆者を含む8万人以上ものエキストラが参加し、戦時中の服や道具などを持ち寄って被爆直後に多くの人が逃げ惑う様子や混乱する救護所の状況などを再現。市民らは、まだ街にがれきが残る広島で演技をしながら、あの日に戻ったように、涙を流していたという。

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