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スケッチ

不確かでも追い続ける「戦争」

インスタレーション「リコレクション-ベニヤの魚雷」について語る笹川治子=清水有香撮影

 天井のロープにつられ、巨大な一匹の「魚」がホワイトキューブを頼りなさげに泳ぐ。全長約4.6メートルのそれは太平洋戦争末期、兵士を乗せて出撃するために製造された人間魚雷を模したものだ。薄い板で覆われ、緑色の塗装は所々はげている。制作した茨城県在住の美術家、笹川治子(33)は「ベニヤ板でできた人間魚雷があった」という元特攻隊員の祖父(89)のおぼろげな記憶を基にしたと説明する。大阪市西区のヨシミアーツで立体や写真によるインスタレーションを展開している。

 6歳から祖父母と一緒に大阪で暮らしていた笹川は、戦争体験をよく聞かされていたといい、アニメやゲームで描かれる戦争とのギャップに関心を抱くようになった。東京芸術大大学院では藤田嗣治の戦争画「アッツ島玉砕」などを題材に「戦争を伝えるメディアとしての美術」について考察してきた。

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