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高齢がん患者

積極治療控え 体の負担を考慮 国立がんセンター調査

東尚弘がん登録センター長(左)=東京都中央区の国立がん研究センターで、後藤由耶撮影

 高齢のがん患者が増える中、国立がん研究センターは今年8月、患者の年齢ごとの治療法について調査結果を発表した。75歳以上の患者は、それより若い世代の患者に比べて、体に負担のかかる治療法を控える傾向のあることがわかった。こうした実態が明らかになったのは初めて。高齢者のがん治療については、これまで明確な基準がなく、国は高齢者のがん治療の指針(ガイドライン)を作成する方針だ。【細川貴代】

 2015年に、がん治療の拠点となる全国のがん診療連携拠点病院など427病院でがんと診断された70万人分の診療情報を集めた。患者の平均年齢は68・5歳で、75歳以上は36・5%を占めた。今回の調査では、そのうち40歳以上を対象に、胃、大腸、乳房など12の部位について、5歳刻みの年齢ごと、進行度ごとに治療法を分析した。

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