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民進

離党予備軍巡り綱引き 細野氏らと攻防

民進党の離党予備軍を巡る構図

 民進党内で離党の動きに歯止めがかからない。大島敦幹事長は12日、東京都内で離党を検討する衆院議員と会談して慰留したが、説得できなかった。一方で、離党した細野豪志元環境相と、小池百合子東京都知事、若狭勝衆院議員は11日夜に会談し、「離党予備軍」に秋波を送った。前原誠司代表ら民進執行部と、細野氏ら国政新党を目指す勢力との綱引きが続きそうだ。

     「党にとどまるか否かは今の段階では決めていない」。大島氏からヒアリングを受けた後藤祐一衆院議員(神奈川16区)は12日、離党について態度を保留した。後藤氏は11日に神奈川県連代表を辞任しており、その後国会内で開かれた県連会合で陳謝しつつ、「民進党は自民党に対抗する受け皿になり得ていない」と党の現状に対する不満を述べた。

     これに先立ち、大島氏は鈴木義弘衆院議員(比例北関東)とも会談し、慰留した。しかし、鈴木氏の離党の意思は固く、13日にも離党届を提出する見通しだ。

     離党の動きがあるとして前原氏が事情を聴くよう大島氏に指示したのは、後藤、鈴木両氏と笠浩史前国対委員長代理(神奈川9区)のほか、岸本周平(和歌山1区)、福島伸享(比例北関東)両衆院議員の計5人。後藤、鈴木、笠の3氏は細野氏が創設したグループに所属し、新党構想への参加を視野に入れる。これとは別に岸本氏は前原氏が解党しなければ年内に離党するという考えを表明しており、福島氏も同調しているという。

     民進執行部は山尾志桜里衆院議員の離党で発足直後からつまずいた。離党ドミノを断ち切ることができなければ求心力低下は必至だ。先の代表選では離党者への対抗馬擁立に否定的だった前原氏だが、9日には「離党したところにもあまねく候補者を立てていく」と方針転換し、離党阻止に全力を挙げる。連合の神津里季生会長も離党者は推薦しないとする方針を明言し、側面支援する。

     一方、細野氏と若狭氏は年内にも新党を結成する協議に入っている。11日夜には調整状況を小池氏に説明した。小池氏は「ぜひ国政でも大改革ができる状況を作れるよう動いてほしい」と期待を示した。

     細野氏と4月に民進党を離党した長島昭久元副防衛相らは新党の前段階として、今月下旬に召集予定の臨時国会までに衆院での新会派結成を目指している。細野氏は自らに同調する議員が「10人はいる」と周辺に話しており、離党予備軍を巡る攻防が活発化している。【光田宗義、樋口淳也】

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