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遺伝学会

優性・劣性の用語見直し 文科省にも改訂要請へ

日本遺伝学会が改訂した主な用語

 日本遺伝学会は、約1世紀にわたり遺伝学で使われてきた「優性」「劣性」という用語を、それぞれ「顕性(けんせい)」「潜性(せんせい)」に改めると決めた。遺伝子に優劣があるとの偏見や不安を払拭(ふっしょく)する狙いがある。同学会は近く一般向けに初の用語集を出版し、普及を図る。

 遺伝学を生んだ「メンデルの法則」は20世紀初め、日本に紹介された。その頃、ある遺伝子の二つの型のうち、特徴が現れやすい遺伝子を意味する「dominant」に「優性」、現れにくい遺伝子を意味する「recessive」に「劣性」という訳語が当てられ、定着した。

 ヒトの場合、特徴が現れやすい、現れにくい遺伝子の例として▽血液型のA(B)型、O型▽まぶたの二重、一重▽つむじの右巻き、左巻き▽巻き舌ができる、できない--などが知られる。それぞれの遺伝子に優劣の差はないが、「優れた」「劣った」という語感が誤解を生みやすく、同学会は10年ほど前から用語編集委員会を中心にインターネットで意見を聞くなどして見直しを進めてきた。

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