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怒号「撃ってみんかい」 暴力団抗争に住民緊迫

射殺現場に残された車の周辺を調べる捜査員ら=神戸市長田区で2017年9月12日午後1時21分

 「撃ってみんかい」と怒号。直後に響く銃声--。神戸市長田区五番町の住宅街で12日起きた暴力団同士の殺人事件は、多くの住民の目の前で起きた。銃を持った男らはそのまま立ち去った。付近の小学校では保護者らが児童を迎えに行き、中学校も集団下校を実施。住民はお互いに「気をつけて」と声を掛け合い、緊迫した空気に包まれた。

 近くの自営業男性(65)は、信号待ちの車中から一部始終を見た。男性によると、脇道に止まった車列の1台に幹線道路を走ってきた車が衝突。双方から1人ずつが降りてきて、殴り合いを始めた。もみ合い中に1人が拳銃1発を発射。弾は外れたが、狙われた男性が「撃ってみんかい」と挑発した。「パーン」。2発目は頭に当たり、男性は後ろ向きにゆっくり崩れ落ちた。「発砲した男は黒っぽい柄シャツとズボン姿で、頭は五分刈り、40歳くらいに見えた。もみ合いの最中、近くには別の男2人がいたが、仲間かどうか分からなかった」と、あっという間の出来事を振り返った。

 近くで喫茶店を経営する女性は「発砲音を聞いて現場に行くと、男性が倒れ、地面は血まみれだった」と衝撃を受けた様子。別の店の女性(50)は「男2人がけんかしていると警察に通報しようと店の奥に戻った時に銃声を聞いた。流れ弾が怖くて店内に引っ込み、慌てて110番通報した」と当時の様子を話した。

 事件を受け、神戸市教委は市立の幼稚園・保育所、小、中、高校に、児童生徒の安全を確保するよう注意を促す緊急通知メールを出した。現場近くの市立室内小は通常通り授業を行い、保護者に児童を引き渡して下校させた。市立丸山中は放課後の部活動を取りやめ、教員が生徒の集団下校を引率した。小学6年の娘の帰りを待っていた主婦(47)は「15年近く長田に住んでいるが、そばで暴力団抗争が起きたのは記憶にない。娘が怖がらないよう、いつも通りに接したい」と話した。

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