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感染11人全員が同じ8月11日に総菜購入

O157感染者が出た「でりしゃす」系列店

共通の総菜なし 群馬県は系列12店を立ち入り検査へ

 群馬、埼玉両県の同じ系列の総菜店で購入した食品を食べた客が病原性大腸菌O157に感染した問題で、死亡した3歳の女児ら11人が感染した前橋市の六供店では、11人全員が同じ8月11日に総菜を購入して食べていたことが分かった。加熱食品が一部含まれているため、店内での2次感染の疑いがあるが、全員が共通して食べた総菜がなく、感染経路の特定は難航。群馬県は県内の系列12店を立ち入り検査することを決め、順次検査に入る。

 前橋市保健所などによると、総菜店はいずれも、フレッシュコーポレーション(群馬県太田市)が経営する「でりしゃす」で、感染者は、六供店11人▽籠原店(埼玉県)9人▽熊谷店(同)1人▽連取店(群馬県)1人。籠原、熊谷、連取3店の感染者はポテトサラダを食べていた。

 しかし、8月11日に全員が購入し、口にした六供店は、ポテトサラダを食べたことが明らかなのは4人にとどまる。亡くなった女児と60代の女性の2人が共通して食べたのは、エビの炒め物▽タケノコの炒め物▽きんぴら▽天ぷら--の加熱食品。残る5人はマリネやコールスローサラダなどを口にしていた。

 当時の六供店では、サラダ、炒め物、揚げ物の各コーナーが通路を挟んでおかれていたため、感染経路について、食材、調理場、客などさまざまな可能性が考えられるという。各総菜はふたがない大皿に盛られ、客がトングを使って取り分ける販売形式。調理器具を食材ごとに使い分けておらず、トングも使い回され、感染が拡大した疑いも指摘されている。同社は現在、全店舗で、トングを使用ごとに交換するほか、生ものは個別包装し、加熱食品はふたで覆う措置を取っている。【山本有紀、鈴木敦子】

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