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最適抗がん剤 血液で選別へ 東京医科歯科大が臨床研究

 東京医科歯科大病院は13日、がん患者の血液で73種類の遺伝子を一度に調べ、治療につなげる臨床研究を始めたと発表した。最適な抗がん剤を選べる可能性がある。がん細胞を取って遺伝子を調べる検査は実施されているが、採血で済むので体への負担は少なくなる。

     対象は、標準的な治療の効果が得られず、がんが進行した患者で、2年間で500人を予定している。血液20CCを採取し、米国の企業でがん関連遺伝子について解析する。約2週間後に結果が分かる。検査費用は39万円。

     がんの要因となっている遺伝子の変異が見つかれば、それをターゲットにした治療薬を探すことができる。未承認薬の治験に加わるなども想定している。

     同病院腫瘍センターの池田貞勝・副センター長によると、死んだがん細胞の成分に含まれる微量の遺伝子を解析する仕組み。血液中に浮遊する成分の量が少なく解析が困難な場合もあるという。だが、がん細胞を採取するよりも痛みが少なく、血液を採るだけなので繰り返し検査することも可能。【下桐実雅子】

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