福島・前方後円墳

石棺から成人男性の全身人骨 

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石棺から見つかった人骨について説明する東北学院大の辻秀人教授(手前)=福島県喜多方市慶徳町新宮の灰塚山古墳で2017年9月16日午後3時22分、湯浅聖一撮影
石棺から見つかった人骨について説明する東北学院大の辻秀人教授(手前)=福島県喜多方市慶徳町新宮の灰塚山古墳で2017年9月16日午後3時22分、湯浅聖一撮影

5世紀ごろの「灰塚山古墳」 ほぼ完全な状態 東日本で初

 福島県喜多方市で古墳時代中期(5世紀ごろ)に築造された大型の前方後円墳「灰塚山古墳」の石棺から、成人男性の全身人骨が見つかったと、東北学院大(仙台市)の発掘調査チームが16日、発表した。同時期の古墳から保存状態の良い全身人骨が出土したのは、東日本で初めてという。埋葬者は地域を支配した豪族とみられ、チームの辻秀人教授(考古学)は「(DNA鑑定など)最新科学を使えば、当時の支配者の姿に迫れるのではないか」と指摘している。

 人骨は石棺(長さ2.2メートル、深さ20センチ前後、最大幅85センチ)から見つかった。身長150~160センチで、両肘から先と両足首以外の全身の骨が、ほぼ完全な状態で残っていた。上下の顎(あご)に残る歯数本の擦り減り具合から60代で死亡し、背骨の状態から腰痛を患っていた可能性がある。

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