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流浪の果てに

戦乱のアフガニスタンから逃れた難民たち。たどりついた隣国イランの底辺で生きる姿を追った。

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聖地防衛、実は激戦地アレッポへ

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「(1)を守る」として勧誘されたが(2)に派兵された
「(1)を守る」として勧誘されたが(2)に派兵された

8日間だけ訓練 「だまされた。まるで子供扱いだ」

 「ゼイナブ廟(びょう)を守るジハード(聖戦)だ」。2014年、シリアに派兵されたアフガニスタン難民の30代の男性は、イラン革命防衛隊の担当者からこう言われた。男性は熱心なイスラム教徒で、イランが国教とするシーア派の信者。シリアの首都ダマスカスにある同派の聖地ゼイナブ廟を守りたいと戦闘に参加した。

 ところが、送り込まれたのは北に約350キロ離れたシリア北部の激戦地アレッポ。当時、アサド政権軍と親欧米の反体制派武装組織「自由シリア軍」、過激派組織「イスラム国」(IS)が三つどもえの戦いを繰り広げていた。男性はアフガン人の民兵「ファテミユン」のメンバーとして、アサド政権側についた。

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