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判決に願う

原発避難者訴訟・千葉/上 夫婦で帰郷かなわず 看病続けた夫亡くした、菅野美貴子さん /千葉

秀一さんが好きだったという演歌のCDを見つめる美貴子さん。後ろのふすまに秀一さんはよくもたれかかって座っていたといい、その跡が残っていた=千葉市中央区の自宅で

「今も出口見えない生活」

 「今も出口の見えない避難生活の中にいます」。1月31日に千葉地裁であった最後の口頭弁論。原告の菅野美貴子さん(62)=千葉市中央区=は意見陳述で裁判官たちに訴えた。2013年7月、夫秀一さんと原告団に加わった。国と東京電力の責任を認めてほしい。心穏やかな暮らしができるような賠償額を示してほしい--。だが、22日の判決言い渡しを前に「早く来てほしいような、来るのが怖いような。半々です」と語る美貴子さんの隣に秀一さんの姿はない。

 生まれ育った福島県南相馬市で、秀一さんと石材店を営んでいた。「お父さん」「みっこちゃん」と呼び合う仲。仕事熱心な秀一さんと昼夜を問わず汗を流し、二人三脚で息子2人を育て上げた。そんなごく普通の幸せは東電福島第1原発事故で一変する。市は避難勧告を出し、故郷を離れることを余儀なくされた。

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