メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

記者の目

補助犬法施行15年=高尾具成(阪神支局)

生徒たちの前で介助犬デイジーとのデモンストレーションを披露する木村佳友さん(左)=兵庫県宝塚市の小林聖心女子学院高で5月、高尾具成撮影

 不特定多数の人が利用する施設や交通機関に盲導犬など補助犬の受け入れを義務付けた身体障害者補助犬法が、2002年10月の施行から15年を迎える。障害者の社会参加を後押しするのが狙いだが、いまだに店や施設側の「同伴拒否」が絶えない。3年後に迫った東京五輪・パラリンピックでは補助犬使用者の来日も見込まれ、障害のあるアスリートや支援者が気持ちよく参加できるかどうかに世界の目が注がれる。さらに、海外には同法の枠に収まらない「補助犬」もおり、法の基本精神を生かした柔軟な対応ができるかが問われている。

 障害者の自立を促すため、補助犬法は超党派の議員立法で02年5月に成立、10月に施行された。07年11月の法改正では、一定規模以上の民間事業所で障害者が補助犬同伴で働くことを望めば、拒んではならないと明記された。罰則こそないが、補助犬と暮らす障害者の社会へのアクセス権が法律で明確に保障された。

 法整備は進んだが、私たちの意識はどうか。介助犬シンシアとともに補助犬法成立に尽力した「日本介助犬使用者の会」会長の木村佳友さん(57)は「補助犬法について、法律名と内容を理解している市民は7%程度という調査結果もある」と嘆息する。

この記事は有料記事です。

残り1529文字(全文2039文字)

コメント

投稿について

読者の皆さんと議論を深める記事です。たくさんの自由で率直なご意見をお待ちしています。

※ 投稿は利用規約に同意したものとみなします。

利用規約

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ゾウの死骸に大量のプラごみ タイ当局解剖、消化器官に詰まり出血か

  2. 首相を不祥事から守れば出世できるのか 太田主計局長の財務次官内定で感じた「既視感」

  3. 姫路の24歳女性刺殺 容疑で36歳知人男性逮捕 生前に暴力、警察に相談

  4. なぜ首相は「痛感」した責任を取らない? 安倍流処世術、軽さの原点

  5. 九州豪雨・被災者の証言 熊本・球磨村その1 「自分の身は自分で守って」未明の防災無線

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです