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【ロンドン三沢耕平】欧州各地で外国人観光客を排斥する動きが広がっている。個人の家を宿泊先として提供する「民泊」の普及で観光客が急増した結果、物価高騰や住宅供給の不足など住民の暮らしが激変したためだ。観光は国家にとって貴重な収入源となるため、各国とも観光客の誘致に注力してきたが、旅のスタイルを変えた民泊がもたらす弊害への対応にも迫られている。
「観光客は帰れ!」。スペイン北東部バルセロナでは7月末、観光客の増えすぎに抗議するデモが発生した。観光バスのタイヤなどを傷つける嫌がらせも続出。イタリア北部ベネチアでも観光客の抑制を求めるデモが相次いでいる。
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