気づかないうちにパートナーと「支配と服従」の関係に陥っている。そんな「共依存夫婦」が目立ってきたという。専門家に実態と対策を聞いた。
●「無視した」と怒り
「17日の海の日は休めそうだから、日帰りだけど温泉に行こうか。調べて計画を作っておくよ」
東京都世田谷区の女性会社員(27)は7月上旬、夫(28)にこう誘われた。職場結婚から2カ月。互いに仕事が立て込み、新婚旅行はしばらく行けそうにない。夫に抱きついて喜んだ。
暗転したのは9日、日曜日の朝だった。昼から大学時代の友人3人と会う予定があるため準備していると、接待ゴルフが当日キャンセルになったばかりの夫が怒り出した。「めったにない休みになったのに、俺を無視してお楽しみかよ」。耳を疑ったが、「わがままでごめんね」とひたすら謝りながら出かけた。卒業以来となる旧友たちとの再会だったが、夫から急ぎの用事ではないメールが届く。「昼ご飯はどうしたらいいのか」「台所が汚…
この記事は有料記事です。
残り1625文字(全文2034文字)
毎時01分更新
16日に行われた「大学入学共通テスト」で、マスクから鼻が出…
22日に迫った核兵器禁止条約の発効を「夢のようだ」という。…
「黙示録の世界をどう生きるか、これが私の問いかけです」。世…