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北朝鮮

正恩氏「超強硬対応」 太平洋で水爆実験を示唆

金正恩氏=大貫智子撮影

 【ソウル米村耕一】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は21日、米国のトランプ大統領の国連演説に強く反発する「国務委員長声明」を発表した。声明は「世界の面前に出て私と国家の存在そのものを否定し侮辱した」と批判、「わが共和国を無くすとの宣戦布告を行った以上、われわれも相応の超強硬対応措置の断行を慎重に考慮する」と威嚇している。朝鮮中央通信が伝えた。金委員長がこうした声明を発表するのは初めて。

 聯合ニュースによると、国連総会出席のためニューヨークを訪問している北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は、声明にある「超強硬措置」に関する記者団の質問に「おそらく水素爆弾実験を太平洋上でやるということになるのではないか」と語ったという。核弾頭を装着した弾道ミサイル発射実験を示唆したものとみられる。

 トランプ氏は19日の演説で「自国や同盟国を守る必要に迫られれば、北朝鮮を完全に破壊するほかない」と語っていた。金委員長の声明は、この発言について「情勢緩和に役立つそれなりに説得力のある発言どころか、わが国の『完全破壊』という歴代どの米国大統領からも聞いたことのない前代未聞の狂気じみた発言だ」と批判。「トランプに勧告するが、世界に向かってものを言うときは言葉を慎重に選択して使い分けよ」と名指しで注文をつけた。

 また、トランプ氏が「妄言に対する代価を必ず受け取る」とも主張したうえで、演説の際にトランプ氏が北朝鮮の反発について何を考えたのであれ、「それ以上の結果を見ることになる」とも警告した。

 声明はトランプ氏ら米政権幹部による「軍事オプション」に関する発言は「私を驚かせたり立ち止まらせたりしたのではなく、私が選択した道が正しく、あくまでも進むべき道であることを実証した」とも強調。米国が軍事的対応の可能性を示すほど、北朝鮮は核・ミサイルの開発が必要になるとの論理を展開した。

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