電通違法残業

今後の働き方に影響…異例の裁判、傍聴に列

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 日本を代表する大企業の労務管理はどうなっていたのか--。女性新入社員の過労自殺を引き起こした電通の違法残業事件に対する22日の東京簡裁の初公判。労働事件としては異例の正式裁判に社を代表して出廷した山本敏博社長(59)の姿を、遺族や傍聴者はじっと見つめた。

 午前10時半ごろ、東京地裁の東玄関に濃紺のスーツ姿の山本社長が姿を現した。やや緊張した表情で、報道陣のカメラのフラッシュを浴びながら、4人の弁護人とともに、裁判所の建物に入った。

 地裁西側の正面玄関では18席の一般傍聴席の抽選があり、584人の希望者が並んだ。審理を担当するのは簡裁の裁判官だが、今回はより広い地裁の法廷を使う措置をとった。傍聴を希望した千葉県船橋市の会社員男性(57)は「長時間労働は電通だけでなく、社会がどう考えるかという問題。初公判が今後の働き方に広く影響を与えると思い、足を運んだ」と話した。

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