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自殺・未遂過半数が事前相談/多くは記録さえ残らず
校内の「対策組織」活用を/対応ぶりメモしよう
2013年9月28日に「いじめ防止対策推進法」(以下防止法)が施行され、まもなく4年を迎えます。しかし残念ながら、文部科学省発表の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」で、防止法第28条第1項に規定する重大事態のうち1号事案、すなわち「生命・身体・精神・財産に係るいじめ問題」の推移を見ると、13年度は防止法施行後の半年間で75件、14年度は92件、15年度は130件発生しています。
また、文科省発表の児童生徒の自殺のうち、いじめ問題が背景にあるのではないかと報告されたものは、13年度は240人中9人、14年度は232人中5人、15年度は215人中9人で、子どもの自殺もいじめも深刻なままです。
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