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演劇

会場は老舗銭湯 終演後はひと風呂

銭湯の中で行われた「寺島浴場の怪人」の公開けいこ=東京都墨田区東向島で2017年9月22日、米田堅持撮影

 列車や遊覧船など、さまざまな場所を会場に公演している劇団「シアターキューブリック」(東京都墨田区)が、今度は営業中の銭湯を会場にする。東京の下町で60年以上親しまれてきた寺島浴場(同区東向島6)で、「寺島浴場の怪人」を30日から上演する。

 劇は事故にあった30歳の小梅が「あの世とこの世をつなぐ19年前の銭湯」という異空間で同級生らと出会い、病気がちのクラスメートと話し、わだかまりが消えていく……というストーリー。2010年に同劇団が同区内で上演した「曳舟湯の怪人」をベースにしているが、舞台会場となる寺島浴場に合わせて演出を一新し、別の作品に仕上がっている。約30席の観客席も浴場内に設置し、役者との距離の近さも劇場にはない魅力だという。

 「寺島浴場の怪人」は墨田区が行っているアートプロジェクト「隅田川 森羅万象 墨に夢」(すみゆめ)の一環で、寺島浴場を経営する渡辺敏男さんは「銭湯が減っている中でも、こういう機会を活用して発信し、盛り上げていきたい」と話す。

 同劇団では「会場は女湯だが、営業前なので男女の別はなく、服を着たままで見られる。30分後には銭湯の通常営業が始まるので、劇が終わっても『舞台』がそのまま残っているという日常とのギャップを楽しんでほしい」とアピールした。

 初演は30日で、10月1日、4日、6~8日、10~11日の8回。上演は各日午後2時から約50分。同劇団の緑川憲仁代表は「知名度はなくても地域を盛り上げるための『舞台』が用意されれば、経験のない場所でも公演をやっていきたい」と意気込みを見せている。【米田堅持】

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