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がん・ステージ4からの眺め

緩和ケア情報、後に続く人へ

前田典子さん〔左)。最期を過ごした病室で、池谷光江さんと=東京都杉並区で、三輪晴美撮影

 がんで最も進行度が高い「ステージ4」。その告知は、患者にとって世界が一変する出来事だ。ステージ4患者を訪ね歩き、病と共に生きる日々について話を聞く。

 「ここに来てほっとしました」。窓から淡い日が差す病室で、前田典子さんは静かにほほえむ。ここは、終末期の患者が過ごす緩和ケア病棟だ。

 前田さんが乳がんと診断されたのは2007年、62歳の時だった。手術を経て2年後、肺に転移した。治療を続けたが、今年5月に脳転移が分かり、8月、東京都内のこの病院に入院した。

 「肺に転移してすぐ、緩和ケアを意識しました」。がんのほとんどは、いったん転移・再発をすれば治癒が難しい。「これから先は、何か起きてからでは1人で対処できない」。シングルの前田さんは、動けるうちに自分で準備しなければと思った。

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