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岩間陽子・評 『核兵器の拡散 終わりなき論争』=スコット・セーガン、ケネス・ウォルツ・著

 (勁草書房・3780円)

保有国増加は是か非か

 少し前まで、ICBM(大陸間弾道ミサイル)などという言葉を聞いたことがある人など、この国に一体どれ位いただろうか。北朝鮮危機のせいで、大きく状況が変わった。今や、ワイドショーでミサイルの模型が頻繁に登場する。しかし、核問題をきちんと扱った良書となると、いまだに数少ない。本書はアメリカの国際政治の大家二人が、核の拡散の是非をめぐり、がっぷり四つに組んだ論争の書である。この問題を論ずるときの基本書の一つであり、邦訳は遅すぎたくらいである。

 著者の一人、ケネス・ウォルツは、アメリカにおける「新現実主義(ネオリアリズム)」の巨頭である。ウォ…

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