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不知火のほとりで

石牟礼道子の世界/61 光の穂

山川草木と共にゆれる=熊本県水俣市で、田鍋公也撮影

 <日曜カルチャー>

名残りの世を生きる

 右手の指のアップ。メリハリをつけるため意図的にボカしたのか、中央の、ゾウさんの鼻のようなゴツゴツと湾曲した人さし指は、私には大(う)廻(まわ)りの塘(とも)にしか見えない。

 熊本市現代美術館の「誉(ほまれ)のくまもと展」(11月26日まで)に写真家、石内都(みやこ)さんの「不知火の指」と題したモノクロ連作7点が展示されている。『文学界』10月号の巻頭にも3点載っている。被写体は石牟礼道子さん。2014年と16年に熊本市で撮影したという。

 写真機とは、<まだ人間が神の恩寵(おんちょう)を受けることが出来ていた時代の、魔術ではあるまいか>…

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