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国の天然記念物にも指定されている「甲斐犬」の飼育に70年以上携わってきた甲府市上阿原町の雨宮精二さん(79)が、甲斐犬の特徴や魅力、自らの経験をまとめた「甲斐犬の神髄、ここにあり。」(和器出版)を出版した。通販サイトと「犬」分野で1位を獲得するなど好評だ。
甲斐犬は1934年に国の天然記念物に指定された中型犬。日本犬では秋田犬に続き2番目の登録だった。「赤虎毛」や「黒虎毛」、中間色の「中虎毛」など、虎模様の毛が特徴。野性味があふれ、「一世一主」と言われるほど飼い主に忠実な特徴がある。雨宮さんいわく「ひとさまにはしっぽを振らない野武士のような性格。自分と通ずるところがある」。
雨宮さんによると、甲斐犬のルーツは甲府盆地などで猟犬として飼われてきた「ブチ毛」で、昭和初期には甲府市内の旧甲州街道沿いで番犬としての役割も果たしていたという。
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