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工藤 美代子・評『『源氏物語 上』角田光代/訳

当代一のストーリーテラーにより親近感と躍動感が生まれた

◆『源氏物語 上(池澤夏樹=個人編集 日本文学全集04)』角田光代/訳(河出書房新社/税別3500円)

 翻訳された文学作品は、原作で読むのと何が違うのだろうか。

 源氏物語の英訳といえば、アーサー・ウェイリーがあまりにも有名だが、後にサイデンステッカーもこの作品に挑んだ。どちらが優れているかなどということは、軽々に言えないが、共通しているのははるか昔に東洋の島国で綴(つづ)られた長編小説を、彼らが秀逸な英語で新たな芸術へと仕上げたことだ。

 いわゆる意訳はどちらにもあって、それが論議の対象ともなるが、最も大切なのは源氏物語の神髄を、別の言…

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