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乳がんを経験した女性2人が、がんになった女性をサポートしたいと、ウェブ上で交流できるサービスの提供を始めた。場所や時間の制約なく、診断直後や治療中の悩みを打ち明けたり、経験者に質問や相談ができたりする場を目指している。
横浜市の上田暢子さん(45)と東京都の彩田ゆう子さん(39)が開設したのは、インターネット患者会「ピアリング」(http://peer-ring.com/)。乳房、子宮、卵巣など女性特有のがんの患者が、経験者に副作用への対処法などについて質問できるほか、日常生活を過ごしやすくする情報も紹介する。
彩田さんは35歳で乳がんが見つかった。妊娠3カ月だった。病院の医師には「産むなら抗がん剤の治療はできない」と言われ、妊娠を継続するかどうかの決断を迫られた。流産を経験した後の妊娠で諦め切れず、周囲に聞いて回ったが、妊娠中の治療の情報は得られなかった。ようやくたどりついたのが、都内の病院で出産したがん患者のブログ。すぐにその病院の予約を取り、妊娠中でも時期や抗がん剤の種類などを考慮すれば、治療が可…
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