那須雪崩事故半年

今も夕方帰る気がする…奥公輝さん両親

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登山講習会中の奥公輝さん。救出された生徒から家族に送られた=奥勝さん提供
登山講習会中の奥公輝さん。救出された生徒から家族に送られた=奥勝さん提供

 「いまだに(亡くなったことが)信じられない」。登山講習会に参加して犠牲となった県立大田原高山岳部の奥公輝(まさき)さん(当時16歳)の父勝さん(46)と母友子さん(46)は、事故から半年たった今も心の傷が癒えない。

 「今でも夕方になると公輝が帰ってくる気がする」。友子さんは玄関に目をやった。

 穏やかな性格で「のんびり屋」(友子さん)だった公輝さんは、山岳部の活動は楽しんでできれば、という感じだったという。「夜、テントで仲間と好きなアニメの話をするのがとても楽しい」。そう話すのが常だった。

 事故のあった今年3月27日。「平地でもこんなに雪が積もっている。公輝は大丈夫かな」と感じた勝さんの不安は、的中した。翌朝、自宅の布団に横たえられた公輝さんの遺体を見た中学2年の弟は、寝ているだけだと思い、ちょっかいを出そうとしたという。「死んだんだよ」と説明すると、弟は大泣きした。

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