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鉱石をポンプで…世界初の海底試掘に成功

鉱石引き上げのイメージ=JOGMEC提供
海底で鉱石を集める試験機=JOGMEC提供

経産省と発表 国産の鉱物資源として採掘商業化を検討

 経済産業省と石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は26日、沖縄県近海の水深1600メートルの海底から、銅や亜鉛などを含む鉱石をポンプで吸い上げる試験に世界で初めて成功したと発表した。経産省は国産の鉱物資源として採掘の商業化を検討する。陸上での採掘に比べてコストが高いため、2018年度に商業化できるかどうか判断する。

 試験採掘を行った場所は「海底熱水鉱床」と呼ばれる金属が集まった海底。マグマで熱せられた海水が海底から噴き出した際、海水に含まれる金属が冷えて固まった場所で、金や銅、亜鉛などを多く含むとされる。国内では沖縄県近海など8カ所で確認されているが、これまでは海底熱水鉱床から鉱石を引き上げる手段がなく、潜水艇で試験的に採掘するしかなかった。

 JOGMECは今回、海底に設置した採掘機で鉱石を小さく砕き、水中ポンプで海水と共に洋上に吸い上げる手法を開発。8月中旬から9月下旬の間に、沖縄県近海の海底熱水鉱床で、複数回に分けて鉱石16.4トンを引き上げることに成功した。鉱石には約7~8%程度鉱物資源が含まれているとみられる。

 世耕弘成経産相は同日の記者会見で「日本近海には種類によっては国内の年間消費量を上回る鉱物の存在が見込まれている。我が国の鉱物資源の安定供給体制の強化につなげたい」と商業化に意気込みをみせた。【片平知宏】

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