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しあわせのトンボ

今年の秋は=近藤勝重

 芥川龍之介の「秋」は、愛する従兄を妹に譲った姉の揺れ動く心情を「秋--」という表現に結んで終わる短編だ。秋はしみじみとした感慨や胸に抱く感懐など、人それぞれに感情を育む。「秋--」の「--」もこの季節だから生きるのだろう。

 今年の夏は天候不順で、残暑と初秋が行き会う頃には記録的な大雨と台風に見舞われた。そのせいもあってか、澄み切った秋空を目にすると、散歩の足も止まる。が一方で、秋に伴う「--」には、晴れない気分が入り交じる日も多く、それは例年にはないことである。

 察しはつくだろうが、北朝鮮の核・ミサイルをめぐる米朝の対立がさわやかな秋気をも暗く包み込んでしまう…

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