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第79期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が初挑戦する第79期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

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第76期名人戦A級順位戦 渡辺明竜王-稲葉陽八段 第17局の2

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どこまで研究?

 図は稲葉が[後]4四角と放ったところ。[先]2五飛なら[後]8八角成[先]2一飛成[後]3二金で後手優勢。対局開始から1時間足らずだが、早くものっぴきならない局面を迎えている。

 とはいえ、前例は数局ある。図から[先]8三歩[後]同飛とつり上げ、[先]6六角が手筋の受け。

 対して、前例はいずれも[後]6六同角と応じ、比較的穏やかな展開に進んでいるが、稲葉は1分の考慮で[後]3五角と飛車を取った。通計でも13分しか使っていない。予定の行動であることは明らかだ。

 渡辺は[先]3四歩の突き出しに42分を投じた。飛角交換で損をしたわけではないが、長期戦になればなるほど飛車の値打ちが増してくる。当然の[後]4四金に[先]4六歩と突き出し、足早に[先]4五歩を狙った。これまで[先]6六角に[後]3五角と飛車を取る前例がなかったのは、この角筋を使った攻め筋が厄介と見られたためだろう。

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【第79期名人戦】

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